【高時給】引越しバイトの実態｜暴言・パワハラは当たり前？知っておくべき注意点

特に春先の引っ越しシーズンなどは仕事が急増し、人手不足になりがちです。その結果、過度な労働が強いられることもあります。

そこでこの記事では「みんながきついと感じるポイントとその解決策」について詳しく解説します。この記事を読めば、引越しバイトを始める前の不安を解消し、バイト選びの判断材料になります。

引っ越しバイトの仕事内容

引っ越しバイトの1日の流れは以下の通りです。

1件目が終了した後は2件目に行ったり、他の応援に行ったりすることもあります。

作業が終了したら後片付けを行い、トラックに乗り会社に戻ります。会社に戻ったらゴミや不用品を捨て、給料をもらって終わりです。

主な仕事内容は以下の2つです。

これらについて次ではさらに詳しく解説していきます。

梱包作業

梱包作業者の主な仕事内容は指定されたとおりに荷物の梱包をする仕事です。大型家具の運搬途中に壁などにぶつけて傷つけることを防ぐために、運搬前に布を利用して包む作業をおこないます。

荷物を段ボールなどに梱包したり、荷物の搬入、搬出の際に、部屋やエレベーターの壁や床に保護シートを貼ったりなど運搬担当のサポートをすることもあります。オプションサービスで用意されている梱包や荷ほどき、家具の解体・組み立てといった、細々とした作業を行うこともあります。

梱包は基本的に作業の慣れている社員の方がするため、バイトは引っ越しに必要な紐やガムテープなどの道具を運ぶことが多いです。

運搬作業

運搬担当はお客さまの家具や荷物を家から運び出したり、新居に運び入れたりする仕事です。

というのが一連の流れです。

引っ越しバイトの仕事の中でも苦労するのは荷物の搬入搬出です。重い家具や家電製品などをエレベーターの無い場所で搬入搬出する際は辛いです。

バイトは基本的に荷物の運搬を任されます。引っ越し作業で使った道具や作業で出たゴミなどの運搬を行います。

引っ越しバイトのデメリット

引っ越しバイトのデメリットは以下の通りです。

肉体労働で体力的な負担が大きい

引っ越しの仕事は、家電や布団、書類の詰まった段ボールなど重い家具を運ぶ機会が多く体力的にきついです。慣れないうちはバイトが終わった次の日に全身筋肉痛になります。

引っ越しのアルバイトは重いものを運ぶ故、腰痛を抱えている人も少なくありません。普段使わない筋肉を使い、疲労・筋肉痛になる点はきついと感じます。

人間関係がきつい

引っ越しバイトは1日一緒に作業するため、従業員やスタッフの年齢や雰囲気が悪いと辛いです。ネチネチと悪口を言うタイプやバイトに厳しすぎる人など、一緒にいると精神的に疲れるタイプの人もいます。

体育会系の人が多いため少しのミスでも怒鳴られることは普通にあります。現場ごとに一緒に働くメンバーが違い、その中で共同作業をすることを大変だと思う人が多いようです。

繁忙期3～4月は社員もピリピリしたムードになり、怒られることが増えます。

汚い部屋での作業もある

綺麗にされていても大型家具を動かすので埃まみれになります。中にはゴミ屋敷や汚部屋、倉庫の引越しといった仕事もあります。

現場によっては衛生的にかなりきつい状況になります。

タイトなスケジュール

引っ越しバイトの一日は何件か引越し作業をこなす場合がほとんどです。特に繁忙期は、移動の間しか休憩をとれないなんてこともあります。

3~4月になると、1日2～3件の依頼先を回る場合があるため残業などが発生することもあります。キツイか楽かは「一緒に働くスタッフ」と「現場」にもよります。

お客様の荷物を運ぶのに気を遣う

運ぶのが遅かったりもたもたしていたりすると、依頼主の前だろうと大声で怒られることも少なくありません。梱包や搬出・搬入のやり方についてお客様からクレームを受けることがあります。

万が一破損してしまった場合は勤務先が加入している保険でカバーします。建物や荷物を傷つけないよう、細心の注意を払う必要があります。

夏は暑く、冬は寒い

エレベーターがない場合、階段を使っての運搬になるため通常の引っ越しよりもハードになります。エアコンなども搬出するため、夏は汗だくになって作業を行うことがあります。

帰りの交通費が自己負担になる場合も

自宅から遠い場所で解散になった場合でも、帰りの交通費が自己負担になる可能性があります。特に自家用車を持っていない場合や公共交通機関の運賃が高い地域では注意が必要です。

引っ越しバイトのメリット

引っ越しバイトのメリットは以下の通りです。

体が鍛えられる

引っ越しバイトでは、家電や書類が詰まった段ボールなどの重たい荷物を頻繁に運ぶため、体全体をバランスよく鍛えられます。バイトを続けるうちに段々運びやすいコツが掴めてきます。

時給が高い

引っ越しバイトは体力を使う仕事のため、時給が高い傾向にあります。引っ越しバイトは他のバイトと比べると時給が高く、一度にたくさんお金を稼ぐことができます。

日給扱いのため、労働時間が短い場合でも同じ額がもらえます。運よく短い時間で終わるお客さんであれば、短い時間で多くの収入を得ることができます。

お客さんからお礼やご祝儀がでることも

お客様からジュースやお菓子やご祝儀（チップ）を頂くこともあります。感謝されることも多く、直接お客様とやり取りできるやりがいがあるのも引っ越しバイトの魅力です。

シフトが組みやすい

引越しのバイトは週1日から働けるところが大半で、1日だけの単発の求人もあります。

1日からといった超短期で働ける場合もあります。そのため自分のライフスタイルに合わせて働くことができます。

単純作業なので楽

覚えることは運び方のコツや手順くらいで慣れてしまえば単純作業です。体を使う仕事であるだけに、頭をつかうことはほぼないため楽です。

やりがいを感じられる

お客さんから感謝の言葉やお礼を述べられたりすることも多いです。こうしたお礼や感謝の気持ちは引っ越しバイトのやりがいになります。

移動時間も時給が発生する

移動中も時給が発生するので効率良く稼ぐことができます。会社に１度集合してからスタッフ全員で現地に向かう場合も時給が発生します。

このような場合はほとんど待機か移動しかしないときも。労働時間が短い日はとても楽です。

引っ越しバイトが向いている人

以上の特性を持つ人は、引っ越しバイトに向いています。

体を鍛えたい人

引っ越しバイトは体を鍛えたい人にとっては最適な仕事です。実際にバイトで筋肉がつき、体力がついたと感じる人も多いです。

引っ越し作業は全身の筋肉を使います。これにより体全体がバランス良く鍛えられます。

ジムに通う時間がない人やお金はかけずに体を鍛えたいという人はおすすめです。

体力に自信がある人

体力を使う仕事なので体力に自身がある人におすすめです。エレベーターがある建物は台車を使って運べますが、エレベーターのない建物では階段を何往復もしなければいけません。

夏は特にしんどいです。

とにかくお金を稼ぎたい人

引っ越しバイトは他のバイトよりも給料が高く設定されています。

日給1万円を超えることもあります。1日中働くことになるので、短期で集中してお金を稼ぎたい人に向いています。

繁忙期の時は30万円近く収入がある場合もあります。しかし閑散期は月収10万円程度まで減少するため、安定性には欠けています。

メンタルが強い人

先輩から厳しい言葉をかけられることが多いためメンタルが強い人におすすめです。時には罵声を浴びせられることもあります。

「長時間外で働ける体力」と「多少怒られてもめげない精神力」が必要とされます。仕事となると真剣になるためピリピリすることが多いです。

体育会系のノリが苦手な方は注意が必要です。

引越しバイトの年齢層と働ける人

10代後半から30代あたりまでがメイン

年齢層は10代後半から30代あたりまでがメインです。体育会系の人が自然と集まりやすい傾向にあるため、おとなしい性格の人にとっては、従業員間のやり取りが大変だと感じることもあります。

高校生でバイトをしたい方もスムーズに働くことができるのではないか。女性は主に軽いものを扱ったり、梱包作業をすることが多いです。引っ越しのアルバイトを実際にしています。

女性・高校生もOK

引っ越しバイトは女性・高校生もOKです。女性は梱包など軽い仕事を任せてもらえることが多いです。

しかし人手不足の場合、運搬をやることもあるのである程度力に自信がある人でないと厳しいです。実際に働いている人も体力に自信がある体育会系の人ばかりです。

さらに、引っ越しバイトは週末や3,4月の引っ越しシーズンなど、短期間で集中して働くことが多いため、学校生活と両立しやすいというメリットもあります。

そのため、体調管理や休息の確保など、自己管理も重要になります。

引っ越しバイトの身だしなみ

身だしなみは制服が支給されることが一般的で、上下の「つなぎ」と帽子というスタイルです。禁止されているもの、OKなものを以下の表にまとめました。

服装	制服
髪色	自由
髪型	長い人は結ぶ
アクセサリー類	指定なし
ひげ	禁止

アクセサリーに関して指定はありませんが、清潔感を保つことは非常に大切です。上着は会社で準備されていることがほとんどですが、ズボンや靴は支給されないことが多いです。

引っ越し作業に適したものを自前で用意しておきましょう。引っ越し作業の仕事は基本的に物の運搬作業が中心なので、身軽な状態を意識しましょう。

引っ越しバイトの勤務時間や給料

これらについて解説していきます。

勤務時間

勤務時間は9時間(実働8時間)です。基本的に7時〜17時前後ですが、定時ちょうどに終わるようなことはほとんどありません。

大体7時〜20時前後が多く、繁忙期は23時を過ぎることもあります。引っ越しバイト人の出入りが非常に激しいバイトです。

給料

時給はアルバイトとしての時給としてはかなり高い部類に入ります。時間外の分は残業代が支払われ、合わせると15000円くらいになることもあります。

時給	1,000円〜1,500円
日給	8,000円〜10,000円
繁忙期の時給	1,100円〜1,600円
繁忙期の日給	9,000円〜14,000円

引越しシーズンの3〜4月は時給を100円〜200円ほど引き上げる会社もあります。日給も1,000～2,000円ほど高いことが多いです。

夜勤であれば日給20,000円以上稼げる会社もあります。お客様からご祝儀（チップ）をもらえることもあります。

時給を上げる方法

時給アップ方法は以下の方法があります。

スキルアップを目指す

スキルアップを目指すことで時給を上げることが可能です。長く勤務することで時給アップにつながりやすくなります。

引っ越しバイトは実力主義なので、テキパキと仕事をこなせばこなすほど時給は上がっていきます。

役職アップを目指す

引っ越しバイトで時給を上げる方法の一つとして、役職アップを目指すという選択肢があります。リーダーなどに昇進することでより高い報酬を得ることが可能です。

長期間働くことで信頼性や責任感が認められ、リーダーやチームリーダーなどの役職に昇進しやすくなります。

長く勤務する

長く勤務することによって時給を上げることも可能です。人手不足になりやすい業界でアルバイトの定着率も低いため、気に入ればそのまま長く働き続けられる会社がほとんどです。

交渉する

頑張りが時給に反映されていないと感じるなら交渉してみてください。実際交渉して上げてもらえたという人もいます。

引っ越しバイトのリアルな口コミ

ここでは引っ越しバイトのリアルな口コミを集めました。良いクチコミからイマイチなクチコミまで幅広く紹介しているので、参考にしてください。

引っ越しバイトの面接

面接は指定された時間の5分前には会場に到着しているようにしましょう。面接でよく聞かれることは以下の通りです。

志望動機

引っ越しはスタッフの出入りが激しく人手不足のため面接は突破しやすいです。そのため志望動機は当たり障りのない感じで問題ありません。

運動部に入っていれば体力的に任せられるなど、信頼される材料になるので伝えておきましょう。それよりも質問に対してハキハキと明るく答え、やる気があるように見せることが大切です。

自分の経験やスキルを活かせる点を具体的に話すことで、面接官に印象を与えることができます。例えば「部活は運動部に入っている」であるという点をアピールすると良いでしょう。

面接のコツ

「シフトの融通がきくので働きやすい」「体を動かす仕事がしたい」など、引っ越しバイトが自分にとって働きやすい環境である点をアピールすると良いです。志望動機ではきつくても頑張れることを伝えましょう。

最後に面接官へ質問をする際に「何もありません」という返答は絶対しないようにしましょう。たくさんある中からその引っ越し業者にした理由まで深掘りしてまとめておけたら安心です。

面接中はハキハキと受け答えし清潔感のある格好で挑みましょう。

引っ越しバイトはきつい分たくさん稼げる

引っ越しバイトは、体力的にも精神的にも要求が高い仕事です。重い荷物を運ぶ作業は体力を必要とし、時には厳しい人間関係や長時間労働に耐えなければならないこともあります。

しかしその一方で、高時給や柔軟なシフト制度やお客様からの感謝の言葉やご祝儀など、働きがいのある瞬間も多くあります。日々の仕事を通じて体を鍛えることができ、体力に自信がある人やメンタルが強い人にとっては良い経験となるでしょう。

体調を崩さないように適度な休息を取ることや、仕事中の安全管理をしっかりと行うことが重要です。気になる方はぜひ一度チャレンジしてみてください。

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